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スタッフコラム

2025.10.24
  • [お役立ち情報]

頭金なしで中古マンションを購入する方法とは!?注意点などを徹底解説

 

「中古マンションを買いたいけれど、頭金が用意できない…」そう悩んでいる人は少なくありません。マイホーム購入において“頭金なし”は現実的に可能なのでしょうか?

結論から言えば、条件さえ整えば頭金ゼロでも中古マンションを購入することは可能です。

この記事では、頭金なしで中古マンションを購入する際の具体的な方法、必要な費用、メリット・デメリット、注意点までをわかりやすく解説します。失敗しないためのポイントを押さえ、安心して理想の住まいを手に入れるための知識を身につけましょう。

 

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頭金なしで中古マンションを購入することは可能なのか

頭金と住宅ローンの仕組みを理解しよう

一般的にマンションを購入する際には「頭金」が必要とされることが多く、その目安は物件価格の1〜2割と言われています。しかし、すべての人がその資金をすぐに用意できるわけではありません。そこで注目されているのが「頭金なし」での購入方法です。これは、自己資金ゼロで物件価格の全額を住宅ローンでまかなう「フルローン」という仕組みを活用することで可能になります。

フルローンとは、物件価格の全額を金融機関から借り入れ、頭金を支払わずに購入する方法です。さらに、金融機関によっては諸費用も含めて借りられる「オーバーローン」に対応している場合もあります。これにより、実質的に初期費用ゼロで中古マンションの購入が可能になるのです。

実際に頭金なしで購入した人はいるのか?

実際に、頭金なしで中古マンションを購入している人は増えています。特に近年は、住宅ローンの低金利が続いていることもあり、無理に頭金を貯めるよりも、早めに住宅を購入し、家賃を払う代わりにローン返済を選ぶ人が多くなっています。

たとえば、30代共働き夫婦が、貯金が十分でない中でも好立地の中古マンションを頭金ゼロで購入し、月々の支払いを家賃並みに抑えて生活を安定させているケースもあります。もちろん、収入や信用情報など、金融機関が定める審査基準を満たしていることが前提ですが、現実的な選択肢として十分に検討できます。

ただし、注意が必要なのは「誰でも可能」というわけではない点です。金融機関によって融資の条件は異なり、年収や勤続年数、他のローンの有無などを厳しくチェックされます。したがって、事前に自分の与信力をしっかり把握し、複数の金融機関で仮審査を受けておくことが重要です。

 

頭金がなくても発生する諸費用とは

頭金ゼロでも必要な初期費用があることを知ろう

中古マンションを頭金なしで購入しようと考えると、「全くお金を用意しなくていい」と誤解してしまいがちです。しかし実際には、物件価格以外にもさまざまな費用が発生します。これらは「諸費用」と呼ばれ、契約や登記、ローン手続きなどに関わる費用です。頭金をゼロにしても、こうした費用の支払いが必要になるケースが多く、購入前にしっかり把握しておくことが大切です。

特に、中古物件は新築よりも手続きが複雑になることがあり、その分、諸費用の内訳も多岐にわたります。これを見落としていると、後になって「こんなにかかるとは思わなかった」と後悔する原因になりかねません。

諸費用の内訳と目安を理解しておこう

諸費用にはいくつかの代表的な項目があります。まず「手付金」。これは売買契約を締結する際に売主へ支払うもので、通常は物件価格の5〜10%程度が相場です。ただし、フルローンを組む場合はこの手付金も自己資金ではなく、融資でカバーできる場合もあります。

次に「仲介手数料」。不動産会社を通じて購入する場合、仲介業者に支払う手数料が発生します。これは「物件価格×3%+6万円+消費税」が一般的な計算式です。

さらに「登記費用」や「住宅ローン事務手数料」、「印紙税」、「火災保険料」なども必要です。全体としては、物件価格の6〜10%程度が目安とされています。3,000万円の物件であれば、180万〜300万円ほどの諸費用がかかる計算です。

諸費用を抑える方法とローンへの組み込み

これらの費用を軽減したい場合、いくつかの方法があります。たとえば、仲介手数料無料や半額キャンペーンを行っている不動産会社を活用するのも一手です。

また、金融機関によっては諸費用も含めた「諸費用ローン」や「オーバーローン」を利用できる場合があり、これにより自己資金ゼロでの購入がより現実的になります。

ただし、諸費用をローンに含めると借入額が増えるため、返済総額もその分多くなる点には注意が必要です。利息負担や返済期間への影響を考慮し、自身の返済計画と照らし合わせながら検討しましょう。

準備不足が失敗の原因に繋がることも

頭金なしで購入できると思っていたのに、諸費用分の現金が足りずに契約が進められなかったというケースも少なくありません。住宅購入では想定外の費用が発生することも多いため、万が一に備えてある程度の現金を確保しておくのが理想です。

結論として、頭金がなくても中古マンションは購入可能ですが、諸費用はほぼ確実に必要です。購入前には必ず費用の内訳と総額を確認し、可能であればローンに含める選択肢も検討しながら、安心して契約に進める準備をしておきましょう。

 

頭金なしで中古マンションを買うことのメリット

自己資金がなくても住宅購入の夢が叶う

頭金なしで中古マンションを購入する最大のメリットは、自己資金が少なくても住宅を手に入れられるという点です。これまで貯金が十分にできず、購入を諦めていた人にとっては大きなチャンスとなります。特に、家賃を長年支払い続けてきた人にとって、「住むための費用を資産に変える」ことができるのは大きな魅力です。

例えば、月々10万円の家賃を払っている場合、年間で120万円、10年で1,200万円もの支出となります。そのお金を住宅ローンの返済にあてることで、自分の資産として蓄積できるようになるのです。頭金が不要であれば、より早くマイホームを持つという選択肢が現実味を帯びてきます。

頭金を貯める時間を節約できる

通常、頭金を貯めるには数年単位の時間が必要です。たとえば、3000万円の物件を購入するために1割の300万円を頭金として用意する場合、毎月5万円を貯金しても5年かかります。その間に物件価格が上昇してしまえば、さらに多くの頭金が必要になる可能性もあります。

一方で、頭金なしで購入する場合は、こうした時間的ロスを避けることができます。「良い物件に出会った今がチャンス」と感じたときに、すぐに行動に移せる柔軟性が得られるのは大きなメリットです。市場の変動に左右されず、タイミングよく購入を決断できる点は見逃せません。

資金を他の用途に回すことができる

頭金を用意せずに済むということは、その分の資金を他の重要な支出にまわすことができるという利点もあります。たとえば、新生活の家具・家電の購入や、子どもの教育資金、車の買い替えなど、生活に必要な支出へ柔軟に対応できます。

また、万が一の緊急事態に備えて、手元資金をある程度確保しておくことは家計の安定にもつながります。無理に全額を住宅購入に充てるのではなく、バランス良く資金を管理することが、長期的な生活の安心につながります。

将来的な資産形成のスタートが早まる

中古マンションは、新築に比べて価格が抑えられていることが多く、将来的に資産価値が大きく下がりにくいという特徴もあります。早く購入を決めることで、住宅ローンの返済開始時期も前倒しでき、早期完済につながります。

さらに、住宅ローン控除などの税制優遇も早期に受けられるため、家計へのプラス効果が期待できます。頭金なしという選択は、資産形成の一歩を早く踏み出すという意味でも有効です。

 

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頭金なしのリスクとデメリットを理解しよう

月々の返済額が増える可能性がある

頭金を支払わずに中古マンションを購入するということは、住宅ローンの借入金額がその分多くなることを意味します。その結果、月々の返済額が増える可能性があります。たとえば、3,000万円の物件に対して、頭金300万円を入れれば借入は2,700万円で済みますが、頭金ゼロでは満額3,000万円のローンを組むことになります。

この差は、金利が低い現在でも無視できません。返済総額にも影響し、支払い期間中のトータルコストが高くなるという点を理解しておく必要があります。無理のない返済計画を立てることが、将来の負担を軽減するカギになります。

ローン審査が厳しくなる傾向にある

頭金なしの購入は金融機関にとってリスクが高く映るため、ローン審査がより厳しくなる傾向があります。一般的に、頭金を多く用意できる人ほど、返済能力が高いと評価されやすく、逆に頭金ゼロの場合は「資金計画に余裕がない」と見なされるリスクがあります。

そのため、年収、勤続年数、雇用形態、他の借入状況など、さまざまな条件で細かく審査されます。フルローンや諸費用ローンを利用したい場合は、事前に自分の信用情報や収支バランスを確認しておくことが大切です。

物件選びに制限がかかることもある

頭金なしで購入できる物件は限られている場合があります。特に築年数が古い物件や、管理状態が悪いマンションなどは、金融機関の担保評価が低くなり、融資額に制限がかかることがあります。その結果、希望する物件を選べない、またはローンが通らないという可能性もあるのです。

加えて、購入希望時期に「買い時」と感じた物件があっても、審査の都合でスピーディーに契約できず、他の購入希望者に先を越されるリスクもあります。頭金があることで、融資面でも心理的にも余裕が持てるという事実は見逃せません。

将来の売却や住み替えにも影響が出る可能性

頭金を入れずに購入した物件は、ローン残債がなかなか減らないため、将来売却や住み替えを考えたときに不利になる可能性があります。たとえば、売却時点でのローン残高が物件の売却価格を上回ってしまうと、差額を現金で補填しなければなりません。

このように、頭金なしでの購入は初期負担を軽くする一方で、中長期的には柔軟な選択肢を狭める要因にもなり得ます。目先のメリットだけでなく、将来を見据えた判断が必要です。

 

頭金なしで購入する際に知っておきたいポイント

金融機関選びが成否を分ける

頭金なしで中古マンションを購入する際、最も重要になるのが「どの金融機関から借りるか」という選択です。すべての銀行がフルローンや諸費用ローンに対応しているわけではなく、ローンの条件も金融機関ごとに大きく異なります。

金利、審査基準、借入可能額、諸費用を含めた借入可否などを総合的に比較し、自分にとって最適な金融機関を選ぶ必要があります。

たとえば、大手メガバンクでは審査が厳しい代わりに金利が低いことが多く、ネット銀行や地方銀行では、柔軟な審査や諸費用ローンの取り扱いがある場合もあります。自分の収入や勤続年数などの属性に応じて、複数のローンを比較することが成功のカギです。

事前審査を活用して現実的な予算を把握する

実際に物件探しを始める前に、住宅ローンの「事前審査」を受けておくことが非常に重要です。事前審査では、希望する借入額が認められるか、どの程度の金利や返済条件が提示されるかを確認できます。これにより、現実的な購入予算の目安を把握し、無理のない資金計画を立てることができます。

また、事前審査に通過していると、物件購入時の交渉もスムーズに進みやすくなります。売主にとっても、資金面が明確な買い手のほうが信頼されやすく、契約に至る確率が高まります。

手元資金の有無で選択肢が広がる

たとえ頭金を用意しない方針でも、手元にある程度の資金があれば、諸費用の支払いや万一のトラブルへの備えに活用できます。また、仮に融資審査が希望通りに通らなかった場合でも、一部を自己資金で補う余地があることで、購入プランの柔軟性が格段に高まります。

頭金はゼロでも、「全くの資金ゼロ」で購入を進めるのはリスクが高いのも事実です。最低限、数十万円程度は現金を確保しておくことをおすすめします。

物件の選び方も戦略的に考えるべき

フルローンを前提に中古マンションを購入する場合、物件の選び方にも工夫が必要です。金融機関によっては、築年数が古すぎる物件や、担保評価が低い物件にはフルローンが適用されないことがあります。また、駅から遠い、管理状態が悪いといった要素も、融資審査に影響する可能性があります。

そのため、築年数が比較的新しい、立地が良く流動性が高い物件を中心に検討することで、ローン審査の通過率が上がるだけでなく、将来的な資産価値の維持にもつながります。

まとめ

中古マンションを頭金なしで購入することは、現実的な選択肢の一つです。しかし、単に「頭金ゼロ」で購入できると楽観視するのではなく、その背景にある仕組みや必要な手続きを正しく理解することが重要です。

頭金なしでの購入には、「早く家が持てる」「自己資金を他に使える」などのメリットがありますが、当然ながら「返済総額が増える」「審査が厳しくなる」といったデメリットも存在します。これらを天秤にかけ、将来のライフプランや家計状況を踏まえて、無理のない判断をすることが求められます。

「住宅は一生に一度の買い物」とも言われますが、焦らず冷静にメリット・デメリットを整理し、自分にとって最適なタイミングで行動することが成功のカギとなります。

中古マンションを頭金なしで購入することは、資金面でのハードルを下げ、多くの人に住宅購入のチャンスを与える方法です。ただし、リスクを伴う選択肢でもあるため、準備や知識が不可欠です。

安心して購入を進めるには、ローンの仕組みを理解し、自分の収支や生活設計に合ったプランを立てることが大切です。事前審査や金融機関選び、物件選定まで、一つひとつの判断を丁寧に積み重ねることで、頭金なしでも後悔のないマイホーム購入を実現できます。

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